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【短期で端末更新】 各社は端末自体の更新にも意欲的だ。アステラス製薬は12年春のタブレット導入当初、米グーグルの基本ソフト「アンドロイド」を搭載した韓国サムスン電子製の「ギャラクシータブ」を利用していた。だが13年秋には米アップルの端末「アイパッド」に変更。「機能や操作性、起動の速さなどの優位性を評価した」(山内英樹コーポレートIT部課長)。 もともとアイパッドを使っていたエーザイも、14年8月に同シリーズの最新機種を導入する。前回の更新は12年9月で、更新サイクルは早いと言える。ハードウエアの処理能力を上げ、MRの作業効率を一層高めたい各社の意図がうかがえる。 【なた豆茶はバランスがカギ】 タブレット普及に突き進む各社の課題になりそうなのはバランス感覚だ。MRは医師との対話状況に応じて紙の資料と電子媒体を使い分けるのが一般的。ログの解析結果を一面的にみた場合、タブレットの利用回数が少ないMRは仕事をしていない、との誤解が生じてしまう可能性がある。 第一三共の飛田部長は「ログ解析は全体傾向の把握や好事例の抽出が目的。個々のMRを責めることはしない」。エーザイの開發グループ長も「なた豆歯磨き粉の紙資材など、他の情報提供手段も含めた分析をしなければ意味がない」と話す。あくまでタブレットは一つのツールであることを認識しつつ、新たな活用法を模索することが今後も求められる。
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